【消防隊か救助隊】消防士のオレンジ服と青服の違いを解説!

マツナガ
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こんにちは!マツナガです!

     

今日の記事では、消防士のオレンジ服と青服の違いについて説明したいと思います。

結論から言うと、オレンジ服=救助隊、青服=消防隊です。

消防士には他にもグレー服があり、そちらは救急隊となっています。

着ている服の色によって、消防隊なのか救助隊なのか救急隊なのかが瞬時に分かるようになっているんですね。

色分けしていることで、夜中の災害現場でも一目でその人物が何の役割なのかを判別することができます。

それでは、早速やっていきましょう!

オレンジ服は救助隊

オレンジ服は救助隊です。

救助隊が乗る車両は救助工作車、化学車、はしご車など災害時の人命救助に特化しています。

いわゆるレスキュー隊です。

救助大会でロープ渡過、登攀をしたり、メディア取材も良くされるので、消防士の花形と言える部隊ですね。

救助隊も火災現場に出場しますが、乗っている車両には水を出すポンプが付いていませんので、放水はしません。

火災時に着る防火衣

救助隊は火災時に着る防火衣も消防隊と違ってオレンジ色です。

防火衣を着ていても、一目で救助隊と分かるようになっているのですね。

たまに普通の消防ポンプ車にオレンジ服の救助隊が乗っているのを見ることがあると思いますが、それは消防隊の人員が足りていないのでヘルプで乗っているのです。

消防士の基本中の基本は消防隊です。消防学校を卒業した消防士であれば、消防隊には誰でも乗ることができます。

ですので、救助隊も消防隊に乗ることが出来るのですね。

救助隊は年齢制限があり、隊員は約40歳まで、隊長は約45歳くらいまでしか勤めることはできません。

救助隊を降りたら、消防隊などで勤務することになります。

青服は消防隊or日勤の消防士

青服を着ている消防士は、消防隊か日勤の消防士です。

消防士の基本中の基本である消防隊は青色の活動服を着て仕事をします。

消防隊は、消防ポンプ車、タンク車などの放水活動をするための車両に乗り込みます。

消防隊は火災現場では放水して、火災を鎮圧・鎮火することが任務です。

消火活動に従事する消防隊

日勤の消防士は、予防、査察、庶務などの消防設備、立入検査、消防団関係の事務をメイン業務にしています。

こういった日勤の消防士も青服を着て仕事をしています。

建物で検査をしている青服の消防士を見かけたら、おそらくそれは日勤の消防士ですね。

番外編として、消防団の団員も青い服を着ています。

消防団は、サラリーマンや自営業など自分の本業を勤めつつ、非常時には火災現場に急行するという地元の防災組織です。

一応報酬もありますが、ほぼボランティア活動と言えるでしょう。

本業をしつつ消防団の活動をしている団員のみなさんには、本当に頭が下がります。

自分も現役消防士の時から、消防団の人たちは本当に尊敬していました。

グレー服は救急隊

グレー服を着ている消防士は救急隊です。

救急隊は救急車に乗り込んで傷病者を病院まで搬送することが仕事です。

救急隊になることができるのは、救急救命士の消防士か「救急標準課程」を卒業した消防士です。

救急救命士の資格を得るには2パターンあります。

1つ目は救急救命士の資格を取れる大学・短大・専門学校を卒業することです。

2つ目は現場の救急隊員として何年か勤め、救急救命士の受験資格を得て研修施設を卒業し、国家試験に合格することです。

最初から救急隊として働きたいという人は、救急救命士資格を取れる学校を卒業してしまうのも手ですね。

救急隊員になるための救急標準課程は、消防学校で受講することができます。

政令指定都市クラスの消防本部ですと消防学校で初任教育課程を卒業したすぐ後に、救急標準課程を受けさせられるところが多いですね。

小規模な本部ですと、30代くらいになって救急標準課程をようやく受けられるということもあるようです。

いずれにせよ、救急標準課程をクリアしないと救急隊員にはなることはできません。

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まとめ

今日の記事では、消防士のオレンジ服、青服、グレー服の違いについて説明しました!

消防士の青服、オレンジ服、グレー服の違いまとめ

・オレンジ服は救助隊です。救助工作車などに乗り込んで人命救助をメインに災害活動を行います。

・青服は消防隊か日勤の消防士です。消防隊は消防ポンプ車などに乗り込んで消火活動を行います。日勤の消防士は予防・査察・庶務など消防設備、立入検査、消防団関係の事務に従事します。

・グレー服は救助隊です。救急車に乗り込んで傷病者を病院まで搬送します。

といったところで今日は終わりです。

本日の記事はいかがだったでしょうか?

それでは、また次の記事でお会いしましょう!

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