【消防学校とは?】消防学校の生活5月編その②【遠征訓練】

   

マツナガ
マツナガ

こんにちは!マツナガです!

    

この記事では、私が20年ほど前に消防士に某消防本部の消防士に採用され、某都道府県の消防学校に入校して卒業するまでの7か月間を、当時の訓練日誌などの内容を基に記載していこうと思います!

消防学校とはどんなところか、詳しく解説していきますね!

今回は、5月中旬に行った特別訓練「遠征訓練」について紹介したいと思います。

今日の記事はこんな人に向けて書いています

・消防士になりたい人

・消防士に内定していて、消防学校への入校が決まっている人

・消防学校の生活に興味がある人

 

それでは、早速やっていきましょう!

前回の記事はこちら👇

消防学校に持っていくべきアイテムはこちら👇

マツナガと班員の紹介はこちら👇

遠征訓練

こんなに和気あいあいとはしない
必要レベル(最高☆5・最低☆1)

必要体力レベル ☆4

必要技術レベル ☆1 

5月中旬の月曜日、この日は特別訓練である「遠征訓練」の日だ。

前回の「5月編その①」の記事でも説明したが、特別訓練といって、通常の訓練とは違い1回だけしか行われない訓練がある。

消防学校からバスで海岸まで移動し、その海岸を行進しながら15kmほどの行程を進むという1日がかりの訓練である。

砂浜行進のイメージ図(実態とは異なります)

遠征訓練のルールはこんな感じである。👇

遠征訓練の概要

・早朝にバスでスタート地点の海岸まで移動する。
・スタート地点から15km離れたゴールまで海岸を移動すること。
・組ごとに隊旗を掲げながら行進すること。
・移動中には色々素敵なスペシャルトレーニングが用意されている。
・昼食はゴール地点で食べる。
・昼食を食べた後にバスに乗って消防学校まで引き上げる。

    

マツナガ
マツナガ

私が入校していた消防学校では毎年恒例の訓練であったらしい・・・。

   

当日は、早朝からバスに乗り込んで、遠征訓練スタート地点の海岸へ向かう。

消防学校の生活が始まってから、初めて平日に校外へ出るので、みんなフワフワして落ち着かない気持ちだったと思う。

さながら、別の刑務所に移送される囚人のようなイメージであろうか。

これから移送されやす・・・

バスの中で、教官から話があった。

教官
教官

本日の遠征訓練にあたって、組員の親交を深めるために、雑談してもいいぞ!

    

普段の教官からは考えられない優しさであるが・・・。    

正直私は寝たかった。

が、教官の指示なので、席が隣同士となったクラスメイトと会話を楽しんだのだった。

海岸に到着

砂浜に到着した

現場に到着したら、さっそくバスを降りて集合地点に整列しなければならなかったのだが、なにぶん、初めての校外学習なので、みな浮き足立って素早く行動できない。

教官
教官

お前たち、なんでキビキビ動けないんだ!入校して1か月間、何を学んできた!

   

教官の怒声が響く・・・

教官
教官

腑抜けた気持ちに活を入れてやる、腕立ての姿勢をとれ!

     

駐車場近くの海岸で挨拶代わりの腕立てペナルティが始まった。

腑抜けた心に活を入れる、「謝罪の腕立て」100回である

感謝の正拳突き1万回みたいなものかな・・・👇

出典:HUNTER×HUNTER

    

ちなみに、海岸には散歩を楽しんだりしている一般の方々もいるので、みんなこの不思議な光景を見ていた。

一度に200人がペナルティの腕立てをやるなんて面白い映像はそうそう見られるものではない。

腕立て見物の図

こうして、ペナルティの腕立てが終わり、遠征訓練本番の開始となった。

スペシャルメニュー満載の道中

厳しいメニュー満載

ここからは、遠征訓練の内容とスペシャルメニューを説明していく。

基本の隊列は、40人が縦に2列に並び、先頭の学生は隊旗を掲げながら行進する。

こんな感じで隊旗を掲げながら行進する。

ただ、足元が砂浜なので、足が取られてとても歩きにくいのである!

マツナガ
マツナガ

編上靴が砂に埋まって歩きづらい・・・。

   

歩きにくいということは当然、大幅に体力を消耗する。

これに加えて次の3つのスペシャルメニューがある。

【手押し車】

こういうのが手押し車

【ダンベル搬送】

ダンベルを頭上に
上げなければならない

隊旗を搬送している学生以外は、全員3kgのダンベルを両腕で頭上に掲げながら駆け足するというメニュー。
時間がたつにつれてどんどん腕が痛くなってくる、地味にキツイメニューだ。

【アヒル歩き】

グワッグワッ

うさぎ跳びの格好・・・もといしゃがみながら腰を上げないように歩くというメニュー。

このまま腰を
上げないように歩く

砂に足が取られてしまうし、歩幅が小さくなるから全然前に進まない、精神的にもキツイトレーニングだ。

ここで紹介した3種類のスペシャルメニューと、普通の行進を何度も繰り返しながら、15キロ先のゴール地点へ向かっていくのが、遠征訓練の内容である。

そして、「アヒル歩き」のトレーニングの最中に事件が起こった。

班員Bと一触即発に・・・

アヒル歩きをしている最中である。

班員Bが私に注意してきた。

B
B

マツナガさん!腰浮いてるよ!もっと下げて!

   

マツナガ
マツナガ

あ、ああ。ごめん。

   

確かに、その時はかなり疲れていて、アヒル歩きの正しいフォームができなくなっていた。

疲れていると腰が浮いてきてしまうのだ。

ただ、私がBのフォームを確認すると、同様にBもだいぶ腰が浮いている。

私もBを注意した。

   

マツナガ
マツナガ

B、お前も腰浮いてるぞ。ちゃんと下げろよ。

   

そこでBが返してきた言葉にびっくりしてしまった。

   

B
B

え、俺?
俺は腰ケガしてるからいいんだよ!

    

マツナガ
マツナガ

・・・・・・・・・・は?

    

今考えたら、確かにBは腰をケガしているし、腰を落とせないのも仕方ない。

また、私は健康なのに、疲れているという理由だけで腰が落ちていないのだから、Bとしては注意するのは当たり前だと思ったのかもしれない。

しかし、当時は体力的にとても消耗していたし、ケガをしているとはいえ

「自分が出来ていないことを他人に強いる」

ということに対して、物凄く怒りを覚えてしまったのだ。

    

B
B

・・・・・・・・・・・・

    

マツナガ
マツナガ

・・・・・・・・・・・・

    

自分とBの間に一触即発の空気が流れていたその時だった。

  

A
A

2人とも訓練中だぞ!今はやめとけよ。教官に見られたらまずい。

   

Aが助け舟を出してくれた。

  

B
B

チッ・・・・・

   

マツナガ
マツナガ

・・・・・・・・・・・・

    

何とかこの場はお互い怒りを抑えてアヒル歩きに復帰した。

こういった班員同士のいざこざは、消防学校の生活ではしょっちゅうだ。

実際に喧嘩をして、喧嘩両成敗のペナルティになった学生もいる。

暴力沙汰にでもなったら、犯罪で懲戒免職だ。

これから消防学校に入る方たちは、こういった「気が合わない人とも一緒に長期間生活しなければいけない」という人間関係があることを覚悟して行ってほしい。

そして、4時間以上も移動し、ようやくゴール地点に着いたA組であった。

昼食

大盛り唐揚げ弁当

ゴール地点の海岸で昼食のお弁当が配られたのだが、

大盛りのから揚げ弁当だった。

自分としては道中の激しい運動をした直後なので、あっさりとしたものが食べたかったのだが、まさかの唐揚げ大盛り・・・・。

マツナガ
マツナガ

なんで油たっぷりのから揚げ弁当やねん!

   

ただ、空腹は感じていたので、無理やり食べた。後でかなり胸やけしたが・・・。

ちなみに、お弁当は班で食べたのだが、Bのから揚げが1個カモメに奪い取られるハプニングがあり、

私はだいぶ溜飲が下がった。

B
B

俺の唐揚げが~~~~~!

   

マツナガ
マツナガ

因果応報・・・ケケケ

    

アベンジャー「カモメ」

隊旗の部品を紛失したC組

隊旗の部品が無い!

昼食の時点で判明したのだが、C組が隊旗の部品を遠征訓練の最中で紛失してしまう事件があった。

腰に装着する部品を紛失した

当初の予定では、各組ともバスに乗車して、消防学校へ帰る余地だったのだが、C組だけ徒歩でスタート地点まで引き返し、部品の捜索をすることになった。

昼食後、C組のみんなだけ絶望的な顔をしながら引き返していったのを憶えている。

(ちなみに部品は幸運にも途中で見つかった。)

こうして、C組以外の組はバスで帰路につき、遠征訓練を終えることができたのだった・・・。

訓練日誌の紹介

訓練日誌 5月〇日

本日の遠征訓練では、途中のスペシャルメニューで、アヒル歩き、ダンベル上げ、手押し車等の体力錬成を行い、徒歩だけではなく様々な訓練が織り交ぜられており、大変良いトレーニングになりました。

まだまだ体力的にも技術的にも未熟なので、今後レベルアップできるように頑張りたいと思います。

当日の訓練日誌だが、疲れ切っているので小学生並みの感想である。

今読んでも文章力がヤバい。

まとめ

今回は消防学校で5月中に行われた特別訓練「遠征訓練」の内容を解説しました。

次回の消防学校回顧録は、5月編その③で、5月中の実践訓練の内容を解説する予定です!

続きはこちら👇

といったところで今日は失礼します。

本日の記事はいかがだったでしょうか?

それでは、また次の記事でお会いしましょう~!