【階級別】消防士の定年後の再就職先を解説します!

マツナガ
マツナガ

こんにちは!マツナガです!

      

今日の記事では、消防士の定年後の再就職先について解説します。

消防士として大規模消防本部に20年以上勤めていた私は、実際に先輩方が再就職する先を間近で見てきました。

消防士の定年後の再就職先は階級により異なっており、消防司令補までの階級の人はそのまま消防署に再雇用、消防司令以上の階級の人は関係団体に再就職する例が多いです。

そして、安定的に再雇用再就職するためには予防・査察・庶務などの日勤経験が必須となります。

本日はそんな消防士の再雇用・再就職先を詳細に解説するとともに、予防・査察・庶務での勤務経験が再雇用・再就職で有利になる理由について説明していきます。

それでは、早速やっていきましょう!

消防司令補までの階級は消防署に再就職することが多い

消防士、消防副士長、消防士長、消防司令補までのいわゆる係員クラスの職員が定年を迎えると、そのまま消防署に再雇用される場合が多いです。

現場の消防隊経験が長い人は、そのまま消防隊に、予防・査察・庶務などで勤務している人はそのまま日勤で再雇用されることが多いでしょう。

仕事内容は現役のときと全く変わりません。現場の消防隊にいる場合は60歳以上だろうが20kg以上の装備を背負って火災現場に突入します(笑)

逆に日勤の予防・査察・庶務の場合は事務や検査、消防団との連絡調整などがメインとなるため、体力的な衰えは特にマイナス点にはならないです。

注意
予防・査察の経験が長い場合は地域の大病院の防災担当などに再就職が決まる場合もあります。この点でも予防・査察経験は強いです。

61歳以上の消防署での再雇用は「再任用」といって現役のときと違い、給料はマックスで年収350万円くらいまで減ってしまいます。

また、この再任用には採用選考があり、面接や普段の勤務成績で採用が決まります。必ず再雇用してもらえるとは限らないのです。

再任用されたとしても、かなり優秀な職員であれば65歳まで続けられますが、そうでない場合は再任用の採用枠がある関係で63歳くらいで雇い止めになる可能性があります。

上司
上司

〇〇さん、そろそろ次に定年を迎える職員が来るので、来年は再任用はできないんだ。ごめんね。

   

こんな感じで後輩の上司から言われるわけですね、いやー恐ろしい(笑)

その後は年金が出る65歳まで、消防署の嘱託アルバイトで細々と・・・という感じになりますが、嘱託アルバイトは時給制のため、再任用の時よりもさらに年収が下がります。

逆に現場の消防隊でも優秀であったり、予防・査察・庶務の経験が長い職員であれば65歳まで年収350万円程度が確保できるわけですね。

消防士の階級については、こちらの記事も参照してください。

👉 消防士の階級を詳細解説!

消防司令以上の階級は関係団体に再就職することが多い

消防司令以上の階級になると、再就職先はガラリと景色が変わります。

いわゆる官僚の天下りとは違いますが、消防士も階級が高いとかなり有利な条件での再就職が斡旋されます。

自治体が持っている防災公社や日本消防設備安全センター、危険物保安技術協会、都道府県の消防設備協会、地域の大病院などなど消防関係団体へ再就職先する道が開けてきます。

これらの関係団体に再就職すると、年収は約400万~500万円程度になります。現役時代からは下がってしまいますが、消防署に再就職するよりは高いお給料を貰うことができます。

また、関係団体に再就職する場合は基本的に65歳までは働くことが可能です。

この点も63歳くらいで雇止めの可能性がある、消防署の再任用より有利ですね。

もちろん、こういった関係団体に再就職してふんぞり返っているだけではだめです。

関係団体としては、その人が持っている消防本部との人脈・パイプや、消防関係法令に関する深い知識を期待して採用しているのです。

良い再就職先にありつくためには現役時代に幅広い交友関係築いたり、消防関係法令の知識を深めることが大切になってきます。

消防士の出世コースについてはこちらの記事を参照してください。

👉 消防士の出世コースを超詳細解説!

安定的な再就職を求めるなら予防・査察・庶務の経験は必須

上記のように基本的には消防士は再雇用・再就職先がありますが、私が声を大にして言いたいのは、定年後に確実に再就職したいなら予防・査察・庶務を経験しないと意味が無いということです。

別に現場一筋で経験してきた消防士なら、再雇用も消防隊の現場で大丈夫なんじゃない?

      

と考える人もいると思います。

しかし、60歳以上になっても、体力バリバリの現場で働けますか?20kg以上の装備を背負って火災現場に行けますか?

実際に私の先輩でケガで現場の消防隊には再就職できず、やむなく嘱託のアルバイトとして予防課に再雇用されたものの、全く仕事が出来ず数カ月で辞職せざるを得なくなった場合がありました。

この場合以外でも、現場しか経験したことが無いので再雇用先に困る事例はいくらでも見てきました。

注意
階級が高くなると現場一筋というのは不可能なので、消防司令以上の階級の場合は自然と予防・査察・庶務を経験することになります。

逆に、消防司令補以下の階級であっても予防・査察・庶務での勤務経験がある消防士は再雇用・再就職に非常に強いです。

予防・査察・庶務の経験があれば体力的には衰えても、消防法の知識や届出を処理する業務には強いですし、消防法に明るいと関係団体にも再就職しやすくなります。

何より消防署に再雇用される時に現場の消防隊だけでは無く、予防・査察・庶務などの日勤でも働けるということが大きいのです。

この時に重要なのが、現役の時に消防隊・救助隊・救急隊にいて、ちょっと立入検査に詳しいくらいでは何の意味もないということです。

少なくとも3年から5年くらいは予防・査察・庶務での日勤経験が無いと、再雇用・再就職では有利にならないでしょう。

もし、定年後も安定的に再雇用・再就職したいというなら、予防・査察・庶務で数年は働く経験を積んでおきましょう。

まとめ

今日の記事では、消防士の定年後の再就職先について解説しました!

消防士の定年後の再就職先まとめ!

・消防司令補までの階級の場合は、そのまま消防署に再任用されることが多い。年収は約350万円程度

・消防署に再任用の場合は、優秀でないと63歳くらいで雇止めの場合も・・・。

・消防司令以上の階級の場合は、消防関係団体への再就職が多い。年収は約400万~500万程度

・予防・査察・庶務での勤務経験があると再就職ではかなり有利になる。

といったところで今日は終わりです。

本日の記事はいかがだったでしょうか?

それでは、また次の記事でお会いしましょう!

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👉 【階級別】消防士の退職金はいくら?【詳細に解説!】

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