【消防学校とは?】消防学校の生活5月編その①【お菓子パーティーの代償】

マツナガ
マツナガ

寒い日が続く中、皆さんいかがお過ごしでしょうか?

   

今日のテーマは、消防学校の生活の5月編その①です。消防学校とはどんなところか、詳しく解説していきますね!

この記事では、では、私が20年ほど前に消防士に某消防本部の消防士に採用され、某都道府県の消防学校に入校して卒業するまでの7か月間を、当時の訓練日誌などの内容を基に記載していこうと思います!

今回は、5月上旬に行った「土嚢搬送訓練」と「お菓子パーティーにより引き起こされた女子限定ペナルティ」について紹介したいと思います。

マツナガ
マツナガ

余談ですが、この「消防学校回顧録」シリーズでは、マツナガのアイコンはこのアイコンで統一したいと思います。「学生」感が出ているので。

   

それでは、やっていきましょう!

この記事はこんな人に向けて書いています

・消防士になりたい人

・消防士に内定していて、消防学校に入校が決まっている人

・消防学校の生活に興味がある人

前回の記事はこちら👇

消防学校に持っていくべきアイテムはこちら👇

注意
この記事の内容は、20年ほど前の、某都道府県の一消防学校での体験を基にしています。現在の消防学校の教育・指導・生活とは異なりますので、ご留意の上ご覧ください。

土嚢搬送訓練

土嚢の山
必要レベル(最高☆5・最低☆1)

必要体力レベル ☆3 

必要技術レベル ☆1 

ゴールデンウィーク明けすぐの訓練は、「土嚢搬送訓練」だった。

ちなみに、消防学校はカレンダーどおりなので、土日祝日は休日である。

この訓練は、前回の記事で紹介した消防活動訓練、救助訓練、機器取扱訓練のように、入校から卒業まで継続的に行う訓練ではなく、1回だけしか行われない特別訓練だ。

今回紹介する土嚢搬送訓練みたいに、1回だけしかやらない特別な訓練もあるよ!

   

この訓練の概要は次のとおりである。

土嚢搬送訓練の概要

・「河川が氾濫した想定」で、組全員(40人)で行う。
・校庭の砂場から、300mほど離れた訓練棟の屋上まで「土嚢」を可能な限り大量に運ぶ。
・A組~E組までの組対抗で、どの組が一番土嚢を運べたかを競う。
・制限時間は3時間

ビリの組は、搬送された土嚢全てを片付けるという罰ゲームが設定されていた。

優勝の組には特に何も景品はない

これはモチベあがるわぁ~(棒読み)

   

  

A組は事前に次のような作戦を立てていた。

  •  組をA、B、Cの三つのグループに分ける
  • 「砂場~ゴール」までのルートを3つに分け、それぞれ上記A,B,Cのグループを配置し、バケツリレー方式で搬送する
  • 各グループの負担を平等にするため、1時間で担当場所を交代する

ということで、さっそく訓練が開始された。

搬送効率を上げるために、一人土嚢2つを搬送する。

当然、土嚢が軽くなれば軽くなるほど有利なので、ちゃんと土嚢に砂を詰めるように砂場には教官が配置されている。

教官
教官

ちゃんとチェックするからな!

   

  

運が悪いことに、前日に雨が降っていたため、土嚢に入っている砂が普段よりも重くなっている。

水分を含んでいるから、土嚢を両脇に抱えるように持つと訓練服がびちゃびちゃになってしまうので、土嚢を結ぶ口部分を手で持って搬送するしかない。

マツナガ
マツナガ

土嚢がびちゃびちゃだ~。

   

また、砂場から訓練棟の屋上まで運ぶ間、歩くことは許されない。

教官
教官

歩くな!キビキビ走って搬送しろ!歩いてる間に川が氾濫するぞ!

   

教官が熱い激励をビシバシ送ってくれる。

あと、この訓練、読者の方もお分かりだと思うが、超単調である。

土嚢を持って走って、次の組員に渡して、土嚢を持って走って、次の組員に渡して、土嚢を持って走って、次の組員に渡して(以下無限ループ)

マツナガ
マツナガ

「目標をセンターに入れてスイッチ・・・」

「目標をセンターに入れてスイッチ・・・」

    


時間が過ぎるのがとっても遅い・・・。

クソゲーオブザイヤーの某大賞作品ではないが、

セルフ賽の河原

という表現がぴったり来る。

鬼もいるし・・・

地獄の鬼?
(教官とも言う)
地獄の鬼? (教官とも言う)

運べオラァァァァ!

      

 

ちなみにマツナガは、手と肩が痛かったのと訓練が単調でつまらなかったので、土嚢を次の組員に渡し終えてから砂場に戻るまでに、

走りながらマエケン体操をしていた記憶しかない。

マツナガ
マツナガ

単調すぎて終わるまでの記憶があんまり無いよ。手ぶらぶら~

   

  

そんな感じで何とか3時間やり切った後、各組の搬送した土嚢の数を教官が数える。

運動会で玉入れの後に先生が個数を数えるみたいな感じだ。

個数を数え終わった後、優勝の組の発表だ。

教官
教官

搬送個数441個!優勝はA組だ!

   

A組
A組

うおおおおおおおおお!(棒)

   

優勝はなんと自分の組だった。

みんな教官の手前、喜んだ風だったが、優勝したからと言って特に何か貰えるわけではないので、「ビリじゃなくて良かった~。」くらいに考えていたと思う。

教官
教官

ビリは○○○個のC組だ。これからすべての片づけをするように!

   

ちなみにビリだったC組であるが、罰ゲームが終わった後、土嚢袋とシャベルの片付け方が雑だったらしく、追加でシャベルを両手で頭上に持ちながらスクワットというペナルティを受けていた。

泣きっ面に蜂ですな・・・。片付けまで手を抜いてはいけない。

    

女子限定ペナルティ

お菓子パーティーの代償は大きかった・・・

5月前半でとても記憶に残っているペナルティについて記録しておきたいと思う。

ある日の自習時間、班員のCと話していた時、次のような会話があった。

マツナガ
マツナガ

そういえば、普段女子たちって寮で何してるの?

   

C
C

うーんとね、毎日、お菓子パーティーしてるよ!女子寮の共有部にお菓子をいつも広げといてるの。

   

マツナガ
マツナガ

お菓子パーティーかあ。いいなあ~。でも、共有部にお菓子出しっぱなしはまずいんじゃない?教官の点検とか無いかなあ?

    

C
C

今まで女子寮は点検入ったことないと思うよ。「台風」も食らったことないし・・・。でも、お菓子出しっぱなしは良くないから、ちゃんとしまわないとね。

    

今思うと、教官は男性しかいなかったので、さすがに女子寮の点検は出来なかったらしい。しかし、ここに誤算があった。

5月に入って、ある消防本部から女性の教官が派遣されてきていたのだ。

想像だが、教官達の間でこんなやり取りがあったに違いない。👇


教官
教官

我々は女子寮に入れないので、女子寮の点検をお願いできませんか?

   

女性教官
女性教官

わかりました。点検しますね!

   


   

   

5月上旬のある日、午後の訓練が始まった瞬間に、非常招集の放送が流れた!

Wooooooooooooo!学生は全員校庭に集合すること!繰り返す、学生は全員校庭に集合すること!

   

マツナガ
マツナガ

またはじまったああああ!

   

全員、校庭に大急ぎで集合して整列する。

まーたペナルティだ

この時間に全学生が集められるということは、十中八九ペナルティなので、皆戦々恐々としている。

全員そろった後、教官が口を開いた。

教官
教官

・・・・・女子学生は全員前へ出ろ!

    

  

女子学生たち
女子学生たち

えっ・・・・。は、はい!

   

女子学生だけが、全学生の前に整列されられる。みんなかなり戸惑っているようだ・・・。

ちなみに、女子学生は、全学生200名中、10人程度しかいない。

 

教官
教官

男子学生は腕立ての姿勢をとれーーー!!!!

     

男子学生たち
男子学生たち

ハイ!(な、何ぃーーーー!?)

    

なぜか男子学生のみ腕立て伏せの姿勢を取ることを命じられ、戸惑いながらも命じられたとおりにする。

教官
教官

女子学生はなあ、共有部を片付けもせずにお菓子パーティーをしてたんだよ!よって、お前ら男子学生が代わりに腕立てをしろ!いーち!にーい!さーん!

    

男子学生たち
男子学生たち

いーち!にーい!さーん!

   

正直私は「あ~あ、ついにばれちゃったか~。Cはうまくやれなかったみたいだな」と、腕立てをやりながら考えていた。


ちなみに、余談であるがこのころになると、学生たちは腕立て伏せのコツをつかんでいた。

毎日のように腕立てをやらされているので、楽にやる方法を自然を憶えてしまうのだ。

立てマイスター」の誕生である。

ガンダムマイスターみたいなものかな。

出典:機動戦士ガンダム00より

コツは、常に脱力を意識して、肘を曲げて腕を上げる「瞬間」だけ力を入れる」というものである。これは懸垂とかにも使えるテクニックである。これで無駄な筋力や体力を消耗せずに済むのだ。


      

女子学生たち
女子学生たち

教官、私たちにも腕立てをやらせてください!

      

教官
教官

やらせねーよ!黙って見てろ!

いーち!にーい!さーん!

      

はっきりいってこれは、腕立てを見物させられている女子学生のほうが地獄である。

想像してみてほしい、自分たちのせいで、200人近くの同期が腕立てをやらされているのだ!

しかも当の本人達は腕立てをやらせてもらえず、ただ見ていることしかできない・・・。

正直、私は腕立てをしながらも、

マツナガ
マツナガ

(あー、腕立てをやらされてる方で良かった・・・。見てるだけとか想像しただけで地獄だ・・・。

 

と考えていた。恐らく、多くの男子学生もそう思っていただろう。

自分たちも、いつやらかして、今の女子学生達と同じ立場になるかわからないのだ!

女子学生だけが立たされ、男子学生の腕立ての声が校庭に響きるという光景が20~30分程度続いただろうか・・・。いつしか女子学生たちは全員泣いていた。

女子学生たち
女子学生たち

・・・・・・・・・・・・・・・・・。

    

教官
教官

・・・・・男子学生立てい!!!

   

     

ようやく地獄は終わりを迎えた。

   

教官
教官

男子学生も明日は我が身だからな!

女子学生たちはもう二度と規律の無いことはするな!以上!!!

        

  

女子学生たち
女子学生たち

私たちのせいで、皆に迷惑をかけてしまい、すいませんでした・・・。

 

男子学生の前で女子学生が謝罪し、 その後は大至急、午後の訓練に戻らされたのであった・・・・。


その日の夜の自習時間、Cから班員全員に話があった。

C
C

みんなゴメンネ・・・。

   

A
A

やっちゃったことはしょうがないからさ、今度うちらがやらかしたときは多めにみてよ!(笑)

   

B
B

そーそー!ちゃんとお菓子片付けろよ!

   

こんな感じで、班員全員でCを励ましたことを憶えている。

ゴールデンウイーク明け5月の消防学校生活が、こうして幕を開けたのだった・・・。

訓練日誌の紹介

訓練日誌(5月〇日)

今日は久しぶりの訓練で、土嚢搬送訓練を実施しました。A組は事前に立てた作戦を上手く実行することができ、結果として土嚢441個という記録を達成することができました。A組全員で力を合わせた結果が出たので、大変喜ばしいことだと思いました。

あいかわらず、小学生並みの感想だが気にしないでほしい。

毎日書かなくてはならないので、作業的に書いている部分もあるのである・・・。

まとめ

今日は、ゴールデンウィーク明けに行われた、土嚢搬送訓練と、女子限定のペナルティについての記事でした。

今考えると、「女子限定」ではない気がするのですが、精神的に一番ダメージを受けたのは当時の女子学生だと思うので、おおよそ間違ってはいないでしょう・・・。

といったところで今日の記事は終わりです!

次の消防学校回顧録は5月編その②です。

続きはこちら👇

それでは、また次の記事でお会いしましょう!!!