【カナヅチは対策必須】消防学校の水泳訓練を解説!

マツナガ
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こんにちは!マツナガです!

     

今日の記事では、消防学校の水泳訓練について解説していきます。

消防学校の初任教育訓練では、7月~8月に水泳訓練が実施されます。

この水泳訓練は消防学校の教官ではなく、水泳専門の講師が担当します。

消防学校の水泳訓練は、小中高の授業でやるようなプールとは段違いに厳しい内容となっています。

特に水泳が苦手な「カナヅチ」の人は対策必須の難関訓練です。

泳ぎが苦手な人は、消防学校入校までに必ずある程度泳げるようになっておく必要があります。

それでは、早速やっていきましょう!

今回の記事はこのような人に向けて書いています

・消防士になりたい人

・消防士に内定していて、消防学校に入校が決まっている人

・消防学校の生活に興味がある人

消防学校のプールの大きさ

消防学校のプールは、水難救助隊の訓練などでも使用するためかなり大きいです。

私が卒業した消防学校のプールは50m×10レーンもあるかなり巨大なもので、最大深度も2m近くありました。

なによりこの深さがかなりのクセモノで、身長170cm程度あっても最大深度では頭まで水没してしまいます。

ですので、呼吸をするには立ち泳ぎが必須のスキルとなり、水泳が苦手な人にはかなり厳しいハイレベルなプールでの訓練が課されます。

消防学校の水泳訓練は非常に厳しい!

消防学校の水泳訓練はかなり厳しいです。

私は小学校まで水泳を習っており、100m程度でしたら途中休憩なしで泳げるくらいの泳力だったのですが、それでも辛く感じました。

私が初任教育生だった時の水泳訓練の具体的内容は「立ち泳ぎ」「溺者救助」「100m泳ぎ」の3つの内容が柱でした。

ちなみに、ココが非常にキツイポイントなのですが、泳力別のクラス分けなどは全く無いということです。

つまり、元水泳部でバリバリ泳げる学生も、水泳が苦手でほとんど泳げない学生も全く同じ訓練内容を課されます。

溺者救助はバディを組んだクラスメイトと一緒に、一人は溺者もう一人は救助者となって助ける訓練です。

溺れている人を救助する方法を学ぶ訓練で、こちらは専門の講師が比較的細やかに教えてくれます。

問題なのが立ち泳ぎと100m泳ぎです。

立ち泳ぎはとにかく「根性重視」です。水泳訓練の最後に毎回3分間の立ち泳ぎ耐久訓練がありました。

泳ぎが苦手な学生もやらされるので、必死にアップアップしながらプールの底を蹴って3分間耐えさせられます。

100m泳ぎのほうはテストがあります。

このテストも全ての学生に平等に課される内容となっており、クリア条件は「底に足をつかないで100m泳ぎ切る」というものでした。

泳力がある人は少し頑張れば達成できる内容ですが、泳力が無いカナヅチの人にはかなり厳しいです。

私のクラスにも泳ぎがほとんどできない学生がいたのですが、途中からはクロールができなくなってしまい、最後は犬かきで無理やりゴールするという感じでした。

ラストは本当に息も絶え絶えという壮絶なテストでした。

他のクラスメイトが全員応援する中、ゴールした時には大歓声だったのを覚えています。

消防学校の水泳訓練対策

上記のように、消防学校の水泳訓練の水泳訓練は泳力がない人にはかなり厳しい内容です。

溺れて息ができないというのは本当に苦しいので、人によっては消防学校の訓練の中でもキツイとされる登はんや渡過よりも水泳訓練のほうが難しかったという人もいます。

地上30mでの救助訓練!降下・登はん・渡過訓練の詳細はこちらの記事を参照してください。

👉 地上30メートルでの救助訓練!消防学校の生活6月編その②

水泳訓練が始まってからの7月以降に泳ぎを練習しようとしても、時間が無くて難しいでしょう。

少なくとも、100mを泳ぎ切る泳力と立ち泳ぎを3分間耐久出来る能力は身につけてから消防学校に入校したいところです。

この泳力を獲得していないと、消防学校の水泳訓練は本当に辛い内容となってしまいます。

消防士の採用試験に合格し4月以降に消防学校に入校するという人は対策をしておいた方が良いでしょう。

具体的には、自治体が運営している市民プールなどで開催される大人向けの水泳教室や、スポーツジムのスイミングスクールなどで基本的な泳ぎを習得しましょう。

消防士の最終合格発表が分かるのが夏頃ですので、翌年4月の消防学校入校までは7ヶ月程度の期間があります。

泳力が無い人でも7ヶ月間あれば基本的な泳ぎは習得できるようになります。

最悪、消防学校に入校した後でも土日であれば水泳の練習ができます。水泳訓練が始まる7月までに何とか基本的な泳力を身に付けられるようにしましょう。

少なくとも100mを泳ぎ切れる泳力があれば、消防学校の水泳訓練は乗り切れると思います。

泳ぎに自信が無い人は「消防学校入校までに100m泳ぎ切る泳力を獲得する」を目標に準備しておくと良いでしょう。

まとめ

今日の記事では、消防学校の水泳訓練について解説しました!

消防学校の水泳訓練まとめ

・消防学校の水泳訓練は7月~8月に実施される。

・消防学校のプールは潜水訓練にも対応できるように、かなり深度が深いです。最大深度で2m程度ある場合もあります。

・水泳訓練の内容は溺者救助、立ち泳ぎ、100m泳ぎの三本柱。

・泳力別のクラス分けなどはないので、泳ぎが苦手なカナヅチの人にはかなり苦しい訓練です。

・水泳訓練のテストは「水底に足をつかずに100m泳ぎ切る」という内容。泳力が無い人は消防学校入校までにスポーツジムや公営プールの水泳教室などで基本的な泳力を身に着けておきましょう。

といったところで今日は終わりです。

本日の記事はいかがだったでしょうか?

それでは、また次の記事でお会いしましょう!

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