【実体験】消防士はメガネ・コンタクトでも全く問題ありません!

マツナガ
マツナガ

こんにちは!マツナガです!

     

メガネ・コンタクトをしていても消防士になれるのか?視力が悪くても活動できるのか?

消防士を目指している人で、こういう疑問を持っている人は多いと思います。

消防士として20年以上勤めてきた私が断言しますが、消防士はメガネコンタクトでも全く問題ありませんし、採用上不利になったりすることもありません。

実際に私は消防士として採用された時からずっとメガネとコンタクトの併用でしたが、業務にほとんど支障は感じられませんでした。

今日の記事では、メガネをしていても消防士が問題なく務まる理由と、メガネの現場での対応方法を解説していきたいと思いまます。

それでは、早速やっていきましょう!

救助隊・消防隊はコンタクトとメガネを併用可能

メガネをしていると面体が着装できないのが問題!

消防隊や救助隊の場合、メガネをしていると何が困るかというと面体が着装できないことです。

面体とは、上の画像のように火災現場でも呼吸が出来るように装着する酸素マスクのことです。

逆に言うと、面体を着装する時にメガネをしていなければ問題ないということです。

実際に消防隊や救助隊が災害現場で面体を着装する機会は多くありません。

面体を着装する必要があるのは、火災で濃煙熱気で煙がもうもうと立ち込めている室内に侵入する時や、火災現場を想定した訓練の時だけです。

出場で大半を占める、鍋の煮焦がし、救助、自動火災報知設備の鳴動、焚火の苦情、危険物の漏洩などの災害では面体を着装する機会がありません。

通常の業務中やほとんどの災害対応はメガネでも大丈夫なのです。

ですので、裸眼でもある程度日常生活やスポーツが可能で、パソコン仕事などをするときにだけメガネが必要というような視力の方はメガネだけでも全く問題ありません。

災害の時はメガネを外せばよいわけですからね。

では、メガネやコンタクトレンズが無いとままならないような近視の方はどうすればよいか?

この場合は一日中コンタクトを着けているか、レーシックや眼内コンタクトレンズなどで対応した方が良いと思います。

流石に出場指令が鳴った後、メガネからコンタクトレンズに付け替えるわけにはいきませんからね。

私の同僚で極度の近視だった人は、レーシックや一日中コンタクトレンズを着けている場合が多かったですね。

一日中コンタクトレンズを着けていると、夜の仮眠後などは目がシパシパして大変なのですが、そこは割り切ってやっていました。

自分の視力に応じてメガネだけで対応するか、コンタクトレンズで対応するか選びましょう。

消防署の仮眠について、詳細はこちらの記事を参照してください。

👉 【消防署の仮眠室とは?】消防士の仮眠事情を解説!

消防署の消防士の1日スケジュールについてはこちらの記事を参照してください。

👉 消防署の消防士の1日のスケジュールを解説!【仕事内容・勤務時間・食事作りなどの雑用も!】

メガネ・コンタクトでも問題なかった私の体験談

実際に私が出張所長として消防隊の隊長を務めていた時は、日中はコンタクトレンズを着けて仮眠の時にメガネに切り替えていました。

メガネで災害出場すると結構邪魔なのですが、そこは割り切って「深夜の出場はメガネで行こう」と決めていました。

私の場合は裸眼視力が0.4~0.5くらいでしたので、メガネ無しでもギリギリ活動できたのが大きかったです。

もしも深夜の出場で面体を着装する必要がある場合は、裸眼でいくしかありませんでした。

しかし、幸いにも私が出張所長だった時は面体を着装して、建物の内部に進入する必要がある火災が起こらなかったのです。

実際に、深夜の出場で面体を着けなければいけないような火災現場に遭遇することは確率的に少ないので、こういった割り切りも重要ですね。

もしもメガネやコンタクトを着用しないと日常生活もままならないような近視の場合は、一日中コンタクトを着けているか、レーシックや眼内コンタクトレンズなどで対応した方が良いと思います。

消防出張所の一日のスケジュールについてはこちらの記事を参照してください。

👉 出張所長の一日のスケジュールを解説!

救急隊や日勤の消防士はメガネで全く問題ない

日勤の消防士はメガネだけで全く問題ありません!

予防・査察・庶務などの消防士は基本的には朝から夕方まで働いて帰るという、一般のサラリーマンと同じ毎日勤務です。

業務内容的には、建物の検査・外郭団体の対応・イベント等の準備・パソコンを使った事務作業などがメインになってきます。

この場合、消防隊や救助隊のように災害現場に出場することは無いので、メガネをしているデメリットが全く無いのですね。

ですので、コンタクトと併用する必要もありません。

小さい消防本部ですと消防隊に乗りながら予防係を兼務するなどの場合もありますが、消防隊などの部隊に乗らない日勤の消防士であればずっとメガネでも大丈夫です。

また、現場の救急隊の場合もメガネで問題ありません。

救急隊は災害現場に出場しても面体を着装することはないので、メガネが活動の邪魔になることが無いのですね。

救急の現場でも、特にマスクとヘルメット以外は着用しません。

実際に私が勤務していた時も、メガネをかけた救急隊員はたくさん居ました。

救急隊員を目指している方で、メガネを着用している場合は安心しても大丈夫でしょう。

まとめ

今日の記事では、メガネをしていても消防士が問題なく務まる理由と、メガネの現場での対応方法を解説しました。

本日のまとめ

・消防隊と救助隊は面体を着装する時にメガネを外していれば大丈夫

・実際の災害出場でも面体を着装する機会は少ない。

・スポーツやある程度の日常生活が裸眼で可能な人ならば、ずっとメガネでも大丈夫

・裸眼では日常生活やスポーツも厳しい近視の人は、コンタクトレンズを一日中つけているか、レーシックや眼内コンタクトレンズなどの対策をオススメします。

・日勤又は救急隊はメガネのみでも大丈夫です。面体などのメガネを外す必要がありません。

といったところで今日は終わりです。

本日の記事はいかがだったでしょうか?

それでは、また次の記事でお会いしましょう!

消防士の給料についてはこちらの記事を参照してください。

👉 消防士の階級・役職ごとの月給・ボーナス・手当の解説!

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