【応急はしご操法】消防学校の生活7月編その③【熱中症続出】

マツナガ
マツナガ

こんにちは!マツナガです!

   

「消防学校の生活シリーズ」では、私が20年ほど前に消防士に某消防本部の消防士に採用され、某都道府県の消防学校に入校して卒業するまでの7か月間を、当時の訓練日誌などの内容を基に記載していこうと思います!

今回の記事では、消防学校で行われる救助訓練の1つ、「応急はしご操法」について解説していきたいと思います。

6月まで実施されていた機器取扱訓練は、7月以降は救助訓練に統合されます。

以前紹介した、三連はしご取扱訓練も「応急はしご操法」を行うための訓練です。

それでは、早速やっていきましょう。

今回の記事はこのような人に向けて書いています

・消防士になりたい人

・消防士に内定していて、消防学校に入校が決まっている人

・消防学校の生活に興味がある人

前回の記事はこちらを参照してください。

👉 【ロープに向かって深夜に土下座】消防学校の思い出7月編その②【ペナルティあるある】

ウォーミングアップのサーキットトレーニング

7月以降の救助訓練では、本番の訓練に入る前にウォーミングアップとしてサーキットトレーニングが実施される。

ラン、筋トレ、登はん、アスレチックなどの、基礎体力と今まで培ってきた消防の技術を使う総合的なサーキットだ。

昼食後の午後1番で集合してサーキットトレーニングを行った後に、応急はしご操法に入っていく。

サーキットはウォーミングアップとしては非常に厳しい内容で、本番の応急はしご操法が始まる前に体力を消耗して汗だくになっている。

①懸垂10回

教官のスタートの合図でサーキットが始まる。

集合場所から、懸垂をする鉄棒エリアまでは全力疾走だ。

大人の男性でも足がつかない高さの鉄棒が数個あるので、飛びついて懸垂を10回行う。

消防学校に入りたてのころは、数回しかできなかった懸垂だが、7月に入るころには10回程度ならみんなできるようになっている。

②フットロック登はん・自力登はん×4本

鉄棒のすぐ横に登はんエリアが設置されている。

3m程度の登はんロープが数本吊り下げられているので、フットロック登はんと自力登はんを2本ずつ、計4本こなすメニューだ。

懸垂と合わせて、ここらへんで腕が使い物にならなくなる。

③腹筋50回

登はんが終わった後は、草むらのエリアで腹筋を50回行う。

正直、サーキットの中で一番楽なメニューなので、休憩ポイントみたいなものだ。

④壁超え×3

アスレチックエリアには、高さ2m程度の壁が3つほど設置されている。

この壁に手をかけてよじ登り、乗り越えなくてはいけない。

背の低い学生にはキツイメニューだ。

⑤200メートル走

アスレチックエリアを抜けると、最後に200メートルトラックを全力疾走する。

今までのメニューで消耗した後の全力疾走なので、体力的にも非常にキツイ。

200メートル走が終わったら、そのまま全力疾走でスタート場所まで戻らなければいけないので、実質的には400メートル以上ダッシュしている感覚になる。

炎天下の応急はしご操法

応急はしご操法は、三連はしご訓練の応用編だ。

三連はしご訓練については、こちらの記事を参照してください。

👉 救助訓練と三連はしご訓練!消防学校の生活5月編その④

イメージ的には、三連はしご訓練にダミー人形を使用した要救助者救出訓練を加えたものが、応急はしご操法である。

人数は4人1隊で行い、役割分担がある。

応急はしご操法の役割分担

・指揮者:はしごの架梯位置を指示したり、はしごを上り要救助者を救出する補助を行う。
・1番員:はしごの架梯とベランダへの固定、要救助者の救出活動を行う。
・2番員:はしごの架梯と確保、救助ロープの確保を行う。
・3番員:救助ロープ(3重もやい結び)の作成と搬送、ベランダに進入した後は要救助者救出の補助を行う。

応急はしご操法途中図

訓練は2班をまとめた8名~9名で行うので、応急はしご操法を実施している4人以外の学生は訓練見取りで休むことができる。

が・・・・。

そうは問屋が卸してくれないのが真夏の消防学校である。

この夏は記録的な猛暑で、35度以上の日々が続いていた。訓練中に熱中症で倒れる学生が相次いだのだ。

私の班でも、班員のCが途中でダウンした。

C
C

・・・・・・・(バタッ)

       

自分も何回か経験したが、熱中症になると力なく座り込んで動けなくなってしまう。

熱中症になった学生は、日陰に搬送されて水分補給され、強制的に休ませられる。

今考えると不思議だが、良く死人が出なかったなあと思う。

そして、熱中症でダウンする学生が増えると、当初8名~9名で行っていた訓練を7名とか6名で行わなければならない。

こうなると地獄だ。

今まで1回訓練を実施したら、1回休憩をはさむところを、休憩なしでやらなければならない学生が出てくる。

35度以上の炎天下の中で、エンドレスの応急はしご操法・・・・。

私のグループも、Dを含む2名が脱落し、学生は6名まで減ってしまった。

私が2番員ではしごの確保をしている時、あまりの暑さに気が遠くなって耳鳴りがし、倒れる寸前まで言ったことがあった。

A
A

班長、気合しっかり入れて声出してかないと、倒れるぞ。

     

マツナガ
マツナガ

よし・・・・。

     

Aの声掛けで声を出し、なんとか集中力を継続させて倒れることはなかったが、本当に危なかった。

ちなみに、このような状況であっても訓練の動きが鈍いと、容赦なく教官がローキックを浴びせてきたりする。

教官
教官

気合入れてやれ!!!!!!!!

    

今やったら完全にパワハラだが、ローキックの痛みで意識がはっきりするという、メリット(?)もあるのだった。

訓練中はこんな感じだが、本当に熱中症で倒れてしまうと、OS1を無理やり飲ませてくれる優しい面もある。

炎天下での訓練は、救助訓練に限らず危険が多い。

消防士を目指している人や、これから消防学校に入校する人は十分に注意して欲しい。

まとめ

今回の記事では、消防学校で行われる「応急はしご操法」について解説しました!

これから消防学校に入校する人や、消防士になりたい人などは参考にしていただけると嬉しいです。

といったところで今日は終わりです。

本日の記事はいかがだったでしょうか?

それでは、また次の記事でお会いしましょう!

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